除夜の鐘
12月31日 荒れ模様の天気
2004年(平成16年)最後の日、
みぞれ混じりの強烈な突風が吹き荒れ、
時折りカミナリもとどろく中、
108回、除夜の鐘が鳴らされました。
一般には、除夜の鐘をつくのは
108の煩悩を除くためだといわれます。
ところが親鸞という方は、
鐘をついて煩悩を消そうとする人間の考えそのものを、
私たちに切り取って見せてくれるように思います。
その考えこそ、煩悩の深い根っこじゃないか。
私・親鸞は、その根っこから抜け出せない。
師・法然上人のお姿から、そのように教えていただいた。
お前もそうか。
それに気付かされたか。
それが生きた仏法だ。仏の願いとはそのことだ。
それが生きた先生だ。阿弥陀仏とはそのことだ。
それを大事にして行こう。
そんな親鸞さんの声が聞こえるようです。
午前0時、年が明けました。
新年おめでとうございます。
本堂にお参りし、お酒を飲みながら、
朝5時に起きなくてはならないことなどすっかり忘れて、
楽しい時間を過ごしたのでした・・
嵐の中、かねつき堂が1個の裸電球によって浮かび上がります。
一つ撞いたら、一つお菓子を取って下さいね。それで数えます。
初めてというご主人。これから毎年、お待ちしてますよ。
本堂へお参り。
帰郷した大学生たちも加わって、とてもにぎやかな夜になりました。
戻る
ホーム