私はこのように聞きました。(一哉)
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逮夜
ご門主がご親教(昨年11月)で引用なさったご和讃
「五濁悪時悪世界 濁悪邪見の衆生には 弥陀の名号あたえてぞ 恒沙の諸仏すすめたる」
前の二句は、世間が悪いだけじゃなく、この私の姿を示して下さっている。
後の二句は、念仏を大事になさった方々の願いを示している。
おすすめに遭う・・たまたま遭う
例話 四門出遊・・老、病、死人、修行者に遭っただけでなく、自分もか!という驚きに遭った
祖父と一緒に寝泊まりした経験・・老いに出遭う、直面する経験。
葬式の表白・・「身をもって世の無常の相を示し、もって門法の縁とせしめん」
→死に出遭い、直面すること。亡くなった人は教えて下さる仏様。
初夜
例話 「年とるといいことないわ」と言いながら亡くなっていかれる方に何も言えなかった。
→ 自分の課題になった。
本当にいいことないのだろうか 頂点過ぎたら悲しいばっかりだろうか
→お念仏の世界「病気をしても年老いても喜べる世界」
若いうちから念仏の教えを聞くべき
例話 ちょっとテスト オアシス(おかげさま、ありがとう、しあわせです、すみません)と
イコクブネ(いらいら、こせこせ、くよくよ、ぶつぶつ、ねちねち)
100点はありえないし、両方混じっているもの。
しかし、ご催促をいただいて軸足をオアシスに。
→念仏相続 口で強制したらだめ。身に付いているものを姿で示す
ありがたいなという姿勢は黙っていても伝わる。
お寺参りをするのはいいことだが、留守番する人には迷惑でもある。
「煩悩具足の凡夫、火宅無常の世界は、よろずのこと、みなもって
そらごとたわごと、まことあることなきに、ただ念仏のみぞまことにておわします」
火宅三車のたとえ・・この世を盛んに燃える火の家にたとえる
まことあることなき・・「今日ほめて明日悪く言う人の口 泣くも笑うもうその世の中」(一休)
念仏のみぞまこと・・南無阿弥陀仏=ナマスアミターブッダ
ナマス(帰命) アミター(ア・ミター量れない) ブッダ(仏・如来)
→無量寿(いのち)について
すでに命をいただいている →お仏壇はありがとうございました(神社はお願いします)
例話 寝たきりのおばあさん「一日一日を喜ばせてもらおう、それができなかったら
一時間一時間を・・それができなかったら一息一息を喜ばせてもらおう。」