平成18年7月の豪雨の報告
7月15日夜〜19日朝まで断続的に降り続く
各方面からご心配の声をいただき、有り難く感謝いたします。
また、遠方にお住まいのゆかりのある方々にご報告する意味も込めて、
僕の見た範囲でお知らせいたします。
お同行の中には、全国ニュースに流れるような被害にあわれた方もおりました。
鮎川町の自宅裏が崩れ、今日現在でもまだ戻れないようです。
また、福井市街地のあちこちで河川が増水し、避難勧告が出されました。
実際に避難された方がおられるかどうかなど、詳しいことはまだ分かっていません。
西安居地区では(お同行宅ではありませんが)大規模な土砂崩れがありました。
殿下地区では、18日夕刻、
地区の消防団の方々から、武周が池を警戒する必要有りと聞きました。
このペースで行くと、明日の未明には水があふれるだろうとの事でした。
水があふれるという意味が、地区内でもあいまいだったようで、
一部では、堤防が決壊するという意味で解釈されていましたが、
おそらく、増水時のためのトンネルから水が出始めるということだっだと思います。
二ツ屋、武周を流れる川に、めいっぱい放出していますので、
トンネルからの放水が激しくなった場合は、川に近い住宅は確かに危険です。
日付が変わった19日の午前2時、二ツ屋、武周、風尾の3地区に
「避難準備」が発令されました。(電話がかかってきました)
「避難準備」とは、2年前の豪雨以来新設され、
今回初めて発令されたようで、僕たちはあまりよく飲み込めませんでした。
「避難命令」「避難勧告」に次ぐ3段階目のものらしいのですが、
電話を聞いた方々の中には、体育館へすぐに非難された方もおり、
朝までに30世帯、54人の方が集まったそうです。
朝食を取るため、いったん自宅へ戻った頃から雨がおさまったこともあり、
結局もう一度体育館へ避難するという事態には至りませんでした。
殿下のほかの集落でも、のり面が多少崩れる程度でおさまったようです。
新聞によりますと、福井のこの5日間の総雨量は、
2年前の豪雨の時の2倍に達したそうです。
強くても1時間に30ミリ前後の雨でしたが、今回は5日続いたからだと思います。
18日夕刻。伝わりにくいと思いますが、これでもかなり増水しています。
19日早朝。僕は初めて見る光景です。
18日夕刻。
19日早朝。このときがピークだったようで、昼には若干減水していました。
右手に見えるトンネルから、もう少しで水が出始めるところでした。
数十年前には、そういうことがあったと聞いています。
武周が池下流。ここは川が浅いところなので、ちょっとひどく見えます。
武周が池へ行く途中、崩れた斜面を調べている方がいらっしゃいました。
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