美和子が聞く
武周のお講さま
8月




夜7時からおつとめ  お茶  法話2席(そのうち一哉の法話原稿)  

パソコン、半分ほど復旧しました。

一年の中で8月は特別な月だといつも思います。
2回の原爆投下を風化させまいとする記念式典や
終戦記念日、お盆の帰省や墓参りなど、
いのちを感じないではいられない月だからです。

一哉師のお説教は8月のカレンダー
「戦争は 正しいと思う者どうしが争う 最低最悪の業である」
という言葉をご縁に進められました。
これは仏様から見た言葉だという指摘に、
この一ヶ月「戦争に正しいなんて事があるのか!」とか
「普段の暮らしでも、もっと相手の気持ちになって考えないといけないなぁ」
と思っていた私は、
そのこと自体が自分中心であることにドキッとしました。
いい業も悪い業も自分で決められるものではないと親鸞聖人はおっしゃっていますが、
だからといって何をしてもいいということにはならないと釘を刺してもいらっしゃいます。
一見相反する事柄のようですが、そうではないようです。
この話は何回もお御堂で聞いているのに、
結局、よく分からないままです。
お説教を聞いている時はうなずけるのに・・・とも思いますが、
もしかしたら、それさえも自己中心的に解釈しているのかもしれません。

住職のお説教は里帰りの話題から、
自分の国に帰るということ、
「くに」と「国」という二つの言葉について進められました。
「くに」とは自分のふるさと、出身地、家、家族、同級生、
自分がそこにいて落ち着けるところ。
「国」とはお浄土のこと、自分が帰る場所のこと。

先日90歳近いおじいちゃんの戦争の体験談を聞く機会がありました。
墓参りの話をしていて偶然そんな話になったのですが、
60年以上たつのに、まだ昨日のことのようにはっきりと覚えていらっしゃることに、
とても驚きました。
時々涙を浮かべながら話される姿を見ていて、
この人には真宗の教えはどう響いているのだろう・・・と思いました。
90年の歴史の重みを感じます。

日中はまだまだ暑いですが、だいぶん過ごしやすくなってきましたね。
朝方などは寒いくらいです。
いろんな人の思いをのせて、暑かった夏もいつの間にか秋に変わろうとしています。



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