草刈り(永代経前)

7月3日

梅雨空の中、村の方々が草刈りをして下さいました。
本当にありがとうございます。
ちょうど寺を一回りされたころ、大粒の雨が落ちてきました。

おそらく、痛いところがないという人は一人もいらっしゃいません。
腰、ひざ、肩、みんな何処か痛いのです。
去年出来たことが、今年は出来ないんだと言っておられました。
血圧の上が80だという方もいらっしゃいました。
そういう時は、とてもだるいのだそうです。
ご主人共々、体が思うようでないという方も、たくさんいらっしゃいます。
そんな中で、1日を明るくいただくとはどういうことだろうと、ふと思います。
生きる元気が、果たして出るのだろうかと。

すっかり手放すべきものは何か、その代わりに全面的に依るべきものは何か、
捨てて捨てて、一つだけ取る、これは難しい課題です。
何を宗(むね)として生きるかという、大きな決断です。
浄土真宗とは、今では宗派の名前としか感じられませんが、
本来は、浄土こそが真の宗(むね)であるという意味だと聞きました。
私たちの住む地域では、浄土をむねとして先輩方が生き、老い、死んでゆかれ、
その心が、細々とですが、伝わってきているように思います。
では、浄土って何でしょう?
その先輩方から受け継いだ課題を、自分を通して受け取ることが、
私たちの仕事ではないかと思います。































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