今月の一哉氏のお説教もカレンダーの言葉をご縁にしてすすめられました。 「もったいない」「おかげさま」という言葉は 仏教から生まれた言葉かどうかは定かでないそうですが、 日本人の心に深く浸透した独特の価値観なのだそうです。 そして真宗の教えにも深く関わっているそうです。 一哉氏は特に「もったいない」着目して、 親鸞聖人の思いが前を歩いてこられたたくさんの人の心を通じて、 今、私の所まで受け継がれてきたことが「もったいない」と話が続きました。 住職のお説教は私たちの浄土真宗がなぜ「浄土真宗」言う名前になったのか、 その「真」問い言葉についてでした。 難しいお経の一節を引用されて、 他の人たちとは全く違う、他力の価値観へとつながる親鸞聖人独特の解釈についての話でした。 うまく説明できないのが残念ですが、 住職のお説教はいつも真宗の教えの核心の部分を鋭くついておられるように思います。 今回、お説教の最中に 「親鸞聖人にお聞きしてみましたが・・・」と一哉氏が言った言葉がとても印象的でした。 お二人をはじめ布教使の方々は、 聖人に関わる文献を通して、いつでも聖人身近に感じていらっしゃるのでしょう。 歴史上の人物としてではなく、師の言葉として、その一語一語を大切にとらえているのです。 今の時代でもそのように私たちとともに歩く人の中に 真宗の教えと向き合う努力を続ける人がいるというのは心強いです。 |