今月のお講さまは、28日が地区の夏祭りと重なったため 27日に変更されました。 一哉氏のお説教は今月の言葉「朝顔は暗い夜があって開花する」と、 正信偈の「与韋提等獲三忍 即証法性之常楽」をご縁にしてすすめられました。 暗闇というと私たちは自分の心の中にある煩悩を一番に想像しますが、 では、開花するとはどういう事でしょう。 この言葉を宗教的に考えようとしたとき、 一哉師は正信偈の最後の方に登場する「いだいけ」という女の方のことが思い出されたそうです。 彼女は死ぬまで牢獄の中にいながら、救われていった方だそうです。 煩悩を抱えたまま救われていく道、 お説教を聞くたびに分かったような気持ちになるのに すぐ煩悩の中にどっぷりと浸かってしまっている私には どうもよく分かりません。 たぶん分かってないから日々悶々と暮らしているのでしょう。 そんな私の心に少し光を当ててくださったのが、 その後の住職のお説教ででてきた「共生」という言葉です。 一哉氏のお説教と重なって、脈々と受け継がれてきた仏法の教えの中に ひたって共に生きていくことの暖かさを感じました。 |