気がつけば12月、あと数日で今年も終わりですね。 お正月というと、子供の頃は一年で一番非日常的だと思っていましたが、 真宗では、お正月よりもやはり報恩講を大切に思う心があるそうです。 今月は、「ひとりぼっちじゃないよと如来さま」というカレンダーの言葉と、 「あまねく、無量・無辺光、無碍・無対・光炎王、 清浄・歓喜・智慧光、不断・難思・無称光、 超日月光を放って、塵刹を照らす。 一切の群生、光照を蒙る」という 正信偈の部分を讃題として、すすめられました。 平生業成、私たちは毎日、 いいことにも悪いこともに出会うこともありますが、 そのたびにオロオロするのではなく、 悪いことも大切なご縁とうなずけた時、 如来の光を感じることができる。 悪いご縁に出会ったとき、私たちは孤独を感じるのでしょうが、 そんなご縁もまるごと自分自身として受け入れる。 私自身が一切の群生として如来の光をあびる。 今月のお説教は私にはそんなふうに聞こえたのですが、 意味は分かるような気がするのですが、 私の身に嫌なことが起こってしまった場合、 そのように考えて自分を慰めればいいのかなと思いました。 しかし普段の暮らしの中で、 私に起こる悪いこともご縁として受け入れようと、 本当に心の底から思うことが出来るかというと、 わかりません。 |