2008 美和子が聞く
武周のお講さま 2月



当番 げんべあらやさん

夜7時からおつとめ  お茶  法話1席  

ご讃題は、正信偈の「印度西天之論家〜明如来本誓応機」
今月のカレンダーの言葉は、
「仏弟子の号泣ひびく涅槃像 末法の道俗、恥ずべし傷むべし」です。

親鸞聖人が生きておられた頃でさえ、
お釈迦様が亡くなられてから随分と年月が過ぎ、
教えもかなり薄れてきた「末法」の時代なのだから、
今の私たちはさらに「末法」の時代にいることになります。
しかし、お釈迦様には絶対会うことが出来ない私たちが、
今も如来の本願にふれるご縁を頂いていることは、
すごいなぁと、聴きながら思いました。
お釈迦様という一個人を敬うならば、
年月とともに薄れていくものもあるかも知れませんが、
お釈迦様が開かれた仏教の教え、
如来の本願は次々と現れる人々の心を通して、
法然上人、親鸞聖人、そして現在の私たちのところに確実に届いているのです。

お説教の中で出たインドの涅槃像の話を聞きながら、
私まで続く長い歴史を想像しました。

護城 美和子