今月もカレンダーの言葉と正信偈をご縁にして進められました。 カレンダーは「網の目ひとつだけとりだせない 無数の縁に結ばれている」 正信偈のご讃題は「一切群生蒙光照」 カレンダーの言葉の中から、 「網の目」「無数の縁」という言葉に着目して進められました。 カレンダーの言葉は、ひとつでも抜けていると成り立たないような 「有り難い」ご縁のことを言っているのだと思うけど、 病気や、ややこしい人間関係のしがらみなど、悪い意味でのご縁にも、 私たちは網の目のように縛られているとも言えるのではないか。 正信偈の中に出てくる「一切群生蒙光照」 一切群生として光をかぶる、 良いことも悪いことも抱えたまま救われていく。 避けたいご縁に直面したときに、理屈ではなく心の底からそう思えたら、 それはとてもすごくて、羨ましいことのように思います。 そうなるためにはやっぱり普段から私というものと 向き合い続けることが大切なんだろうと思いました。 「受け入れる」とは「諦める」ことではなく、 積極的な行動だと私は思うのです。 |