2008 美和子が聞く
武周のお講さま 4月



当番 によもんさん

夜7時からおつとめ  お茶  法話2席  

今月もカレンダーの言葉と正信偈をご縁にして進められました。
カレンダーは「網の目ひとつだけとりだせない 無数の縁に結ばれている」
正信偈のご讃題は「一切群生蒙光照」

カレンダーの言葉の中から、
「網の目」「無数の縁」という言葉に着目して進められました。
カレンダーの言葉は、ひとつでも抜けていると成り立たないような
「有り難い」ご縁のことを言っているのだと思うけど、
病気や、ややこしい人間関係のしがらみなど、悪い意味でのご縁にも、
私たちは網の目のように縛られているとも言えるのではないか。
正信偈の中に出てくる「一切群生蒙光照」
一切群生として光をかぶる、
良いことも悪いことも抱えたまま救われていく。
避けたいご縁に直面したときに、理屈ではなく心の底からそう思えたら、
それはとてもすごくて、羨ましいことのように思います。
そうなるためにはやっぱり普段から私というものと
向き合い続けることが大切なんだろうと思いました。
「受け入れる」とは「諦める」ことではなく、
積極的な行動だと私は思うのです。

護城 美和子