今月は、カレンダーの言葉 「仏法聴聞の道を歩むと いたるところでよき師にであう」 と、正信偈の 「帰入功徳大宝海 必獲入大会衆数」 をご縁にして進められました。 このカレンダーの言葉を初めて読んだとき、 とても親近感がありました。 いつもお説教で聴いていることと同じだと思ったからです。 毎日の迷いをひっくるめて生死の前で苦しんでいる私たちが、 平生に仏法を聴いて暮らす(平生業成)、その日暮らしの中で、 いつでもどこでも、人に限らず、ご縁のあるものすべてから、 師として仰ぐような出会いをする。 その出会いが仏法聴聞の御利益であり、 仏教が死んでいないことの証であると、お説教は続きました。 私の前を歩く人、いっしょに歩いている人、これから歩き出そうとしている人。 浄土真宗の教えをご縁としてつながる、 その強くて暖かいつながりが、 生死をこえていく道を照らしているのではないかと いっしょにお御堂で参っておられた方々を肌に感じながら思いました。 |