今月のカレンダーの言葉は 「救いの中味は、自分がする信心か如来さまから頂く信心かで決まる」 正信偈の言葉は 「道綽、聖道の証し難きことを決して、ただ浄土の通入すべきことを明かす」 今月のお説教は聞きながらとても困りました。 自分のことをどうしても「おぞい(悪い)」人間だとは思えないからです。 いつでも自分のことが一番大切ですし、幸せになりたいと思っています。 私だけでなく、きっと皆さんもそう思っているでしょう。 逆に自分の「おぞい」本性を見つめるなど、とても怖くて出来ません。 出来るだけ気付かないように努力して、なおさら楽しいことばかり考えています。 そのほうがずっとずっと楽だからです。 自分のことを好きでいられるのですから。 それではいけないというのが、今月のカレンダーのことばだと思います。 そして道綽さんも、はっきりとうなずかれたそうです。 お説教も、そこのところをなんとか感じ取ってもらいたいと、 いろんな例えを用いながら進められたのですが、 一番根本のところ、「おぞい」と思えない今日の私の心には なかなか響きませんでした。 今月は声明会で一緒に練習している木村さんが導師デビューをされました。 8年前に亡くなられた「父ちゃん」はとてもおつとめが上手な方だったそうです。 父親と比べると「まだまだ」といいながらも、 後ろで見守る「かあちゃん」は、とても嬉しそうでした。 |