2009 美和子が聞く
武周のお講さま 12月




当番 どいさん(初)


夜7時からおつとめ  お茶  法話2席  

カレンダーの言葉 「いつ死んでもいつまで生きても、生死出づべき道を往く」
正信偈の言葉 「如来所以興出世 唯説弥陀本願海
    如来さまがこの世にお出ましになった理由は、ただ弥陀の本願海を説くためでした」

本来、生と死は表裏一体、決して分けられないものなのに、
私たちはその2つをプッツリと切って考えているから、
迷ったり苦しんだりしているのだという指摘の後、
如来さまが説かれた弥陀の本願海、
生死を超えた道をどうやって見つけていくのかと問いかけ、
それはやはり、先人のうしろ姿にたずねるしかないだろうと話は続きました。

いよいよ2009年最後のお講さまになりました。
今年も、いろいろな事がありましたね。
私事では春に父が、暮れに母方の祖母が往生し、
悲しみの中でもがきながら、のろのろと歩きつづけた一年でした。
共に83年、94年の人生を歩いてきた2人を思い出すたびに、
その歴史の長さ、そして私に託された命のバトンの重みを感じています。
と同時に多くの命に支えられて今、ここにいることをとても心強く思っています。
私もそんな命の一人として、これからも皆さんと繋がって生きていきたいです。
この暖かい繋がりが「本願海」っぽいのかな?と思いながら聞きました。


護城 美和子