2010年 美和子が聞く

武周のお講さま 5月


当番 ちゅうべさん

夜7時からおつとめ  お茶  法話2席

正信偈の言葉「能発一念喜愛心 能く一念喜愛の心を発っすれば」
カレンダーの言葉「いただきます合掌 いのちをいただいています」

お腹が空けば食事で満足することが出来ますが、
例えば、何をしてもうまくいかない時、心が疲れてしまった時、
心を潤すものって何でしょうという問いかけから、
今回は私たちの心がありがたいと思うことについて進められました。

きっとそれは今の言葉で言うと「愛情」、
真宗の言葉では「願い」「慈悲」「仏」ではないかとの指摘のあと、
私たちのまわりにいらっしゃる諸仏から与えられる愛に救われる喜びについて
いくつか例を挙げながら進められました。

心が潤う「喜び」は、
先人の方々の慈悲や愛を感じることで実感できるのですが、
自分の力で潤すことが出来ないのがポイントで、
まわりの人からいただくしかないのだそうです。

今回のお説教の中で黒板に書かれた
「先人を思い出して心の渇きをうるおす」という言葉が、
私は特に印象的でした。

私自身も心が干からびそうになったとき助けられるのは、
やはりまわりの人の愛、大切方々との思い出だからです。

「自分自身の心が潤っていないと、まわりの人の心に寄り添うことなんてできない」という
言葉も印象的でした。

私が努力しなくても「喜び」が次々と伝わって広がっていく感じが
真宗なんだなぁと、漠然と思いながら聞きました。