2011年 美和子が聞く

武周のお講さま 4月


当番 かみやさん

午後7時からおつとめ  お茶  法話2席

正信偈の言葉「極重悪人唯称仏 極重悪人はただ仏を称すべし」
カレンダーの言葉「親になった時から 親である行がはじまる」
今月のお講さまは、カレンダーの「親」をご縁にすすめられました。

「おやさま」と言うと、両親という意味もありますが、
もうひとつ、浄土真宗の中では、阿弥陀さま、お念仏そのものを指してそう呼びます。

この春、たくさんのお宅で法事がつとまりましたが、
法事をつとめようと思い立つ心も、
実は親さまからいただいたものだと話は続きました。

また、3月の震災の被災地でボランティアに配られる「心得」が紹介されましたが、
その心得の@が『させていただくの精神で』なんだそうです。
こんなところに、私たちの教えと通じる一文が書かれていること、
しかも、それが一番始めに書かれていることに驚いたという話のあと、
どんなときでも、そう思えたらいいんだけど・・・と続きました。

私たちは南無阿弥陀仏の心を覚えている時は、
比較的心が穏やかだったり、支え合うことに喜びを感じますが、
忘れている時、すぐに「おぞい心(悪い心)」が現れてきます。

「おぞい心」が現れている自分自身に、あとからハッと気付いた体験を交えながら、
誰にでもある「おぞい心」とのつき合い方なんかの話がありました。

「おやさま」を忘れて「おぞい心」がむき出しになっても、
おやさまのことをまた思えば、南無阿弥陀仏の心を思い出せるという話を聞きながら、
忘れてばっかりで「おぞい心」がむき出しになっている自分に気付くことからかなぁと、思いました。